たまりば

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Posted by たまりば運営事務局  at 

2011年11月13日

高尾山まだ通行止あり

天気が良いのでまた高尾山に行こうと高尾ビジターセンターのHPを調べました。ところがまだ、3号路と4号路が通行止めになっていました。土砂崩れのようですが、台風12号のため通行止めになってもう1月半になるのですから、早く復旧してほしいものです。東京都民の裏庭なのですから・・。

私は、水行の行場の横の急坂を登り(1号路からも入れますが)、高尾山の中腹を巻いて最後は頂上に出る3号路が好きですね。とにかく1年中登山者が少なく静かなのです。ほとんど人と行き会わない日もあり、鳥の声がよく聞こえます。とっておきの私の「秘境」?です。

ということで今日の高尾行きは、断念。

陣馬山から縦走しても、相模湖や小仏峠から登っても、最後は1号路か6号路を下って、高尾山口に降りるのがわたしの癖です。そして、家へのお土産は、有喜堂のお漫頭か栗羊羹に決まっています。また、ころ合いが良ければ、高尾駅前のたべもの処「高尾」で地酒を一杯とそばをとります。京王電鉄の系列店で明るく、地酒が20種類近くも置いてあり、リーズナブルな値段でくつろげます。
  


  • Posted by そやねん  at 20:32Comments(4)遊ぶ

    2011年11月11日

    シルバー大学発表会

    公民館で行われたシルバー大学の「わがまちの良さを発見するコンクール」を傍聴してきました。

    ちなみにこの市でも満60歳以上の男女が応募し、毎週1日づつ半年間いろいろのことを学習し、また、交際を深められる催しで、毎回抽選で入学を決めるという人気ぶりだそうです。

    数人づつのグループに分かれ、テーマを決め、何回か歩き回り、施設を見学し、写真を撮り、みんなで討議して、まとめてみんなで発表するというチームワークで、発表も熱がこもって、しばしば時間をオーバーするという打ち込みぶりでした。

    どのチームの発表も内容を伴った充実したものでしたが、その中のひとつで、「有名な大木が保存樹木に指定されているが、周りは畑で将来住宅が建ってしまう恐れがある。市で周辺を買い取って大きな公園にすればよいと思う。」というくだりがありました。

    傍聴者にも感想を求められましたので、「公園にすることは大賛成、ただし、そのためには数億円の費用がかかる。市としてどの予算をけづって資金を捻出するか、または増税で生み出すか、それが問題ですね。」と言ったら、前半では拍手、後半ではシーンとしてしまいました。

    まちづくりについて、市民からいつも非常に良い意見が出されるのですが、財源をどうするのか、まったく考えていない人が多いのは残念ですね。  


  • Posted by そやねん  at 13:48Comments(2)まちづくり

    2011年10月26日

    高尾山にも秋が来た

    朝食のとき、テレビで前日よりも9度も涼しくなると言っていたので、パッと思いついて高尾山に登ってきました。

    台風の被害で長期間通行禁止になっていたのがようやく開通したというので、川沿いの6号路を行きました。夏の運動不足のせいで健脚の女性グループにスイスイ追い抜かれたのですが、それでも標準より速い70分強で頂上に着きました。晴れている割に雲が多く、富士山は見えませんでしたが、幼稚園や保育園の遠足シーズンとあって、あちこちに赤や黄色の帽子の花が咲いていました。

    帰りは小走りに1号路を下り、高尾でそばとビールの昼食をとりました。爽やかで気持ちの良い半日でした。高尾山にも秋が来たのです。(写真:木の葉色づく)

    高尾山口の駅のそばに、京王電鉄が温泉を掘り、再来年の春には温泉施設を開業するという表示が貼ってありました、登山口に温泉を作ることの是非はともかく、日本人はほんとに温泉好きですね。(写真:富士見えず残念)

      


  • Posted by そやねん  at 16:31Comments(8)遊ぶ

    2011年10月20日

    京のまち起こし

    とんぼ帰りで京都に行ってきました。

    JR東海の今年の秋の「そうだ京都、行こう。」のポスターは、毘沙門堂です。深紅のもみぢが散り敷く参道の向こうにお堂が見える素晴らしい景色です。しかし、毘沙門堂とは渋いですね。どの辺にあるかご存知ですか。そういえば、去年だったかのポスターは、金戒光明寺でした。これも渋いですね。(写真:毘沙門堂・JR東海HPより引用、JR山科駅北側にあります。)

    三条と四条の間の寺町通りは、その隣の新京極通りが修学旅行生でにぎわうのと対照的にさびれていたのですが、この10年ようやく大人の商店街に再興してきたように見えます。市内や近郊の買い物客で賑わっていました。三条通りも永年閑散としていたのが、近年は観光客目当ての食べものやなどが増え、賑わっています。京都は、人口や所得は増えないが、近郊の買い物客や遠方からの観光客を引き寄せることによってにぎわいを持続させていると見えます。商店街などの努力もすごいようです。

    まち起こしも、起きていたまちを維持するのも、まち起こしは大変ですね、同じ観光都市である奈良も奮起してもらいたい。もっとも、観光客で混まない、静かな奈良の晩秋の風景が私は好きなのですが・・。  


  • Posted by そやねん  at 09:24Comments(2)まちづくり

    2011年10月18日

    ソーシャルメディア・続

    同じソーシャルメディア講座の別の講師のお話です。

    ソーシャルメディアの利用が一般化すると、個人のプライバシー情報が幾分なりとも流出していく。よほど警戒していても、この傾向にはあらがえない。まして、ソーシャルメディアの実践家、評論家ともなると、少なくとも名前と顔は露出せざるを得ない。したがって、他のプライバシー情報、例えば今どこにいるとか、どのあたりに住んでいるとか、具体的な情報だけでなく、推測されるような情報も出さないように注意している。ソーシャルメディアの時代に生きる人にはトラブルから身を守るために、いわば、「露出リテラシー」(ここでは、露出の作法とでも訳すべきでしょうか。)が必要となる。とのことでした。

    その講師は、ソーシャルメディアの時代には地域コミュニティはどうなるかという会場の質問に答えて、私は興味で結ばれている小さな単位で暮らしている、地域というものが成り立ちにくくなるのかなと感じているとも話されました。  


  • Posted by そやねん  at 08:11Comments(0)文化

    2011年10月18日

    ソーシャルメディア

    嘉悦大で行われた、嘉悦大大学院主催、マイスタイル@こだいら協力のソーシャルメディア講座に出ました。

    フェイスブック、ツィッター、ブログなどソーシャルメディアに関する第1線級の実践家、評論家が講師をなさった講座で、非常に興味深く、刺激的なものでした。その全貌を個々に紹介することは困難ですが、議論の本筋とは別に、ちょっと感じたことを書いてみます。

    ある講師のお話、各種のメディアの利用に一生懸命になっていると、ネット社会での友人知人がどんどん増えていくが、300人に近付くと、頭の中に収容しきれなくなって、飽和状態となり、崩壊していく。そして、150人くらいに下がると再度それを再構築していくことが可能となる。これは、結局、相手を具体的に個別認識するという機能は、150人位がせいぜいで、それを越すと頭に収容しきれなくなって、飽和し、収容可能な限度に戻るということのようです。

    講師は、ローマ帝国における軍隊の単位も150人程度であったという例を持ち出されましたが、そういえば、旧日本軍隊や自衛隊の最小編成単位である中隊も最大150人程度のようです。  


  • Posted by そやねん  at 07:25Comments(0)文化

    2011年10月17日

    へびまはれ

    久し振りに高校のときのクラス会に出ました。

    このクラス会の名は、「へびまはれ会」といいます。なぜこういう名前を付けたのか?高校3年生のときの担任が英語の先生で、「使役動詞で補語の不定詞が原形となる(つまりtoがつかない。)ものに、help,bid,make,have,letがあるが、これを覚えるには、各語の頭をとって、へびまはれ、と唱えるといいよ。」とおっしゃったので、みんな、「へびまはれ、へびまはれ・・・」と暗唱しました。

    クラス会の命名にてこずったとき、級友のだれかがこれを思い出し、「へびまはれ会」と命名しようよと提唱、全員賛成してこの名前となりました。

    大変ユニークな名前で、他に例がないでしょう。みんなこの名前が気に入っています。ただ、「蛇、廻れってどういう意味ですか?」と聞く人が多く、そういうとき、説明にひと苦労します。
      


  • Posted by そやねん  at 16:22Comments(0)文化

    2011年10月03日

    ふりかわり

    へたなくせにまた囲碁の話。日経新聞随筆欄に囲碁棋士の小林千寿さんがプロ棋士になった高校生の頃、、各界のお偉い人に出稽古に行った話を書いていました。

    確かに20歳になるならずで各界の有名人を弟子に持つというのは、囲碁将棋かせいぜいゴルフの世界ぐらいでしょう。ある方が、囲碁は楽しいだけでなくて、経営や講演のときにも役立つとおっしゃって、「様子を見る」という言葉を挙げられたそうです。

    囲碁は将棋と同じく、古代の陸上戦をゲーム化したもののようですから、現代のいろんな戦いの場面にも相通じるものがあるのでしょう。最近は、囲碁ガールと称して女性の間でも囲碁が流行っているそうですが、楽しみだけでなく、世の中の見かたに役立つといわれているそうです。

    私は、「ふりかわり」という戦術に感心します。囲碁では、碁盤の上のあちこちでいくつもの局地戦が繰り広げられるわけですが、ある局地戦を犠牲にする代わりに別のできればより大きな局地戦で勝利を収め、最終の勝利に結びつけようというものです。この様な戦術は、国同士、企業同士、人間同士の競争に役立つと思いますが、他のスポーツにはあるのでしょうか。  


  • Posted by そやねん  at 12:16Comments(2)遊ぶ

    2011年09月30日

    まちづくりと講座

    公民館で地方議会の制度と現状についての講座が開かれていたので、飛び込み聴講しました。

    講師は大学の先生でしたが、このまちの自治基本条例には議会に関する規定が3条しかない、議会が長期総合計画を審議する仕組みになっていない、さらに言うなら、今日の聴衆の少ないのは大変嘆かわしいと冒頭から厳しいお話でした。

    たしかにこのまちでは、政治、経済、社会、行財政などに関する講座は、聴衆の集まりが悪いように思われます。他方、趣味のサークルや講演会、、それから、子育てや介護に関する講座などは結構にぎわっているようです。なぜでしょう?

    ひとつの見かたとして、「趣味について楽しいこと」や「生活上の実益のあること」には、集まりがよい。それに比べて、政治や行財政の話は難しそうである上に、このまちでは政治的な大問題や社会的大事件が永年起きていないから、そういう話には足が向かないということが考えられます。

    しかし、国レベルで大問題が山積していることは言うまでもないし、まちレベルでも結構難かしい問題があるし、どの講座も少なくとも生活上の実益にはつながっているのですが・・。

    「演題も中味もこむつかしいのとチャうか、大阪ではなんでも面白う仕立てんと人は来んでえ。」と例の変な影の声。

      


  • Posted by そやねん  at 08:00Comments(0)まちづくり

    2011年09月29日

    高尾山へ

    久し振りに高尾山に行ってきました。膝を痛めて長時間の山行に耐えられないので、月2回は高尾山にのぼることにしています。しかし、最近とみに夏の暑さに弱く、大げさにいえば、真夏は息絶え絶えにあえいでいるので、4か月ぶりです。

    稲荷山コースから登り、川沿いの6号路から下る予定だったのですが、6号路、さらに1号路、3号路までも台風の影響で通行止めになっており、面倒になってケーブルカーで降りてしまいました。ビジタセンターで聞くと、真夏の間も登山者でにぎわっていたとか、皆さん元気ですね。

    高尾山から遠からぬ場所を通る圏央道の建設に対し、高尾山の自然を壊すとして反対運動が起きていましたが、どうなったでしょうか。私は、大自然の豊かな地域については、徹底的に保護し、入山禁止や制限をするとよいと思います。白神山地や知床はそうなっています。こんご、尾瀬や北アルプスについても必要でしょう。

    一方、人間が多く集まる、都市周辺や交通の要衝では、自然をある程度犠牲にすることは仕方ないと思います。高尾山は、都心から1時間、年間260万人が登り、いわば都市公園化したところです。東海道と北関東・東北をむすぶ交通円滑化のため、少しは鳥や川の流れが減ってもやむを得ないでしょう。

    100%自然保護、いや絶対開発必要と争っているのでは、このせまい日本列島に1億2000万人が自然豊かに生きてゆけません。メリハリをつけなければ!。
    (もちろん、都市にもみどりは絶対必要です。都市のみどりがどんどん減っています。嘆かわしいことです。各家の庭や道端にも木や花をいっぱい植えましょう。)  


  • Posted by そやねん  at 08:36Comments(0)遊ぶ

    2011年09月27日

    NPOへの寄付

    NPOに関する寄付税制改正の説明会を聴きに行きました。

    今回の改正の一番の目玉は、
    (1)毎年3000円の寄付(賛助会費でもよい。)を100人集めれば、認定NPOになれる。
    (2)認定NPOに対する一般市民の寄付は、税額控除の対象となり、寄付額の50%が還付される。
    というものです。

    これからの社会になくてはならないNPO活動の財源としては「寄付」が最も適しているという声も多く、寄付の税法上の優遇が多くのNPOから熱望されていたので、まずは結構なことと思います。

    寄付という行為は、欧米では幼少の頃から教会への寄付などを通じて習慣づけられているようですが、わが国ではあまりその習慣がありません。東日本大震災で3000億円を超す義援金が集まったのだから、日本人にも寄付が根付いたという人も多いのですが、あれだけの大災害だったから集まったのだよという声もあります。

    さらに説明会では、「うちの会では年3000円は無理、2000円にしてほしい。」とか「寄付がこれだけ優遇されると、寄付の獲得競争となり、小さいNPOでは逆に集まらなくなる。」という声も漏れていました。

    それに、寄付額の50%分の税金を還付するということは、寄付に50%の補助金を出すというのと同じことです。補助金を出さないと寄付をしないようでは、日本人も先が思いやられますね。ともあれ、大きな改革なので、これからの10年、NPO活動の進展を期待しましょう。

    「ああやこうやと難しいことばっかりゆうて、おまえはちゃんとNPOに寄付してんのか?。」と例によって影の声のお叱り・・。  


  • Posted by そやねん  at 14:27Comments(2)時事問題

    2011年09月25日

    小京都とは

    NHKラヂオの歌の旅人という番組で、岩手の小京都といわれる盛岡を取り上げていたのですが、その際、語り手の五木寛之が、よく「小京都」という言葉が使われるが、それぞれのまちにはそれぞれの良さがあるのだから、小京都という言葉を使うのは良くないと言っていました。

    調べてみますと、小京都と呼ばれるまちは、北は弘前から始まって、盛岡、遠野、角館、湯沢、山形、足利、佐野、古賀、飯田、犬山と延々と続き、日田、人吉に至るまで全国で50余もあるようです。

    私も、五木氏の言うように、小京都という言葉は好きではありません。更に言うなら、京都の大きな特色は、公家文化であること(そのほか、寺社文化、町人文化もあるが、武家文化は極めて少ない。)、平安の昔から明治維新まで1100年間首都または準首都であり、従ってなまぐさい政争の巷であったことなどにあります。しかし、小京都と呼ばれるまちは、ほとんどが城下町であり、もちろん首都であったことはありません。

    小京都の始まりは、どうやら室町時代以降、各地の大名がさかんに京都を真似たまちづくりをおこなったことに起源があるようです。現代は、それぞれのまちがそれぞれの特色を生かしてまちを発展させていく時代なのですから、小京都という呼び名は感心しません。マスメディアにもやめてもらいたいものです。

    なお、全国の小京都と呼ばれるまちが加盟した「全国京都会議」というものがあるそうですが、京都市がその事務局を受け持っているとのこと、これは笑ってよいのかどうか・・?  


  • Posted by そやねん  at 18:28Comments(0)遊ぶ

    2011年09月21日

    京都の秋

    朝刊を拡げるとはらりとチラシが落ちました。見ると京都の紅葉観光の宣伝です。まだこんなに暑いのに、宣伝も先手必勝ですか。

    私も中学から大学まで京都で育ち、その後も特に最近10年は春と秋に丸一日をかけて桜と紅葉を観に行っていますので、ぜひお勧めを書いてみたいと思います。

    お花見ー桜は春を迎えて一斉に花開くということで毎年そう変わりはありません。一方、紅葉は静かに枯れていく時の現象ですから、その年によって状況が大きく変わります。夏の暑さ、雨、秋になっての冷え方などですごく違います。人間と同じですね。若い時はみんな元気がよいが、年老いていく季節は人さまざま、すごく違う・・。さらに、温暖化の影響で見ごろが12月上旬まで後ろにずれこんでいます。

    それと、木々の紅葉だけを取り上げれば、おそらく只見線の沿線など東北の山が一番でしょう。それに対して京都の紅葉は、寺社の堂塔に映える紅葉のコラボレーションの美しさにあると思うんです。先週の日経新聞の付録で紅葉特集を掲載していましたが、その他の地方の上位が大自然の紅葉の景色であるのに対し、近畿地方の上位は・京都東山・湖東三山・談山神社といずれも紅葉と寺社のコラボでした。(写真左:安楽寺)

    今回、京都の紅葉のおすすめとして、三つほど挙げてみましょう。
    1 安楽寺(哲学の道の東方)
    2 善峰寺(JR向日町からバス)
    3 実相院(叡電岩倉下車)

    いずれもB級と云うことではなく、A級なのですが、尋ねるのにひと手間かかるので(といっても20分ほど歩く、郊外電車に乗るという程度ですが)、東福寺、永観堂などのようには混まないのです。ぜひ訪ねてみてください。でも皆さんがどっと行くとやっぱり込むかな?(写真下:善峰寺)
      


  • Posted by そやねん  at 06:56Comments(2)遊ぶ

    2011年09月19日

    市民オケを聴く

    市民文化会館へ市民オーケストラの演奏会を聴きに行きました。題目はベートーベンの6番、8番などです。

    この市民文化会館は、大ホール、中ホール、小ホールなどの施設を備えていますが、20年近く前におよそ118億円をかけて建てられました。減価償却費、金利に運営経費を足し合わせると、市の財政負担は年間12億円程度となります。

    年間の税金収入が300億円程度のまちにとって年12億円という出費は大きな存在です。年12億円もあれば、もっと教育、福祉や環境整備を充実できるのにという見方もあれば、この文化会館がまちの文化を支えているのだという見方もあります。数年前何人もの友人知人に聞いて回ったところでは、意見は半々に分かれました。今ならどうでしょう。

    ここで市民としてよく考えなければならないことがあります。プロ演歌の興業からこどもバレーの発表会、新入社員の入社式まですべての入場者に税金から1回4600円(12億円÷年間入場者26万人)づつの補助をしていることになるということを「入場者」も「一般市民」もよく知り、納得しているかということです。

      


  • Posted by そやねん  at 15:25Comments(0)まちづくり

    2011年09月14日

    ITで教育

    NHK教育テレビでホワイトボックスという番組をやっています。ITの最近の話題をわかりやすく解説していて、興味深い番組です。数日前、その番組でITの教育への利用を話題にしていました。

    事例のその1では、不登校になった高校生が携帯電話で教育センターから授業の内容を受信し、センターに質問したり、テストを受けたりし、それらすべての内容をセンター側で分析してその後の授業内容を随時適切に修正していくというもので、ITによるきめ細かい教育の可能性に目を開かされました。もっともこれで成績が上がるようなら、ますます不登校が増えるのではないかと心配も・・。

    事例のその2では、小学校で各生徒が電子ペンで書いた内容が個別にも全員の分でも自由自在に電子黒板に表せるようになっています。これを利用して教員は非常にたやすく、スピーディに各生徒の作品を分析批評できるとのことです。もっとも、初期投資が相当かさむし、教員も十分使いこなせなければなりませんが・・。

    事例のその3では、大学授業のネット公開として東京大学が紹介されていました。早速ネットに入ってみましたが、数年前から「知の開放と構造化」と題して手掛けられている気宇壮大な計画ですが、いろんな視聴方式があったり、特別なソフトのダウンが必要だったりして、入るのに随分てこずりました。大学の講義より入学試験の方が難しいのと同じブラックジョークものですね。

    というようなことで、ITの教育への利用は、使い方を誤らなければ、非常に有望だと思われました。人対人の教育とITの利用とをうまく結びつけることがポイントなのでしょう。  


  • Posted by そやねん  at 16:11Comments(3)文化

    2011年09月10日

    新幹線の窓から・続

    新幹線で京都駅に降りると、まだ9月上旬だというのに、たくさんの修学旅行生がたむろしていました。しばらく見ていると、大型バスでどこかへ出かけて行きました。そのありさまには、50年間変わらないような感覚を受けました。

    政治、経済、社会、文化・・あらゆる物事が変化する世の中で修学旅行だけ変わらないとしたらなぜ?生徒、先生、保護者、文科省、旅行業者のうちの誰のせい?すべての関係者のせいのように思われます。変わる必要を感じないから、従来通りということなのでしょう。少し変わったのは、4,5人のグループに分かれ、貸切タクシーで名所巡りをしているくらい、これも狭い京都市内をなぜバスと徒歩で回らないのでしょうか、迷子が出るからか、それとも悪い遊び場に行く恐れがあるからでしょうか。

    私は中学では伊勢志摩に、高校では九州に修学旅行に行きましたが、ほとんど記憶に残っていません。それより、大学のとき、全国各地から来た友人たちを仏像や庭園を観にお寺に案内したり、テントを担いで槍ヶ岳に登ったりしたのが楽しい思い出になっています。中高生たちも、修学旅行の半分以下の費用をもらって、近くの山でキャンプ生活をしたり、自分の住んでいる地方の歴史や産業を調べて回ったりするほうが余程ためになり、思い出にも残ると思うのですが。それで困るのは旅行業者だけでしょう。

    「日帰りの所用旅行でくたびれたから云うて、八つ当たりが過ぎるんとちゃうか?」と影の声。  


  • Posted by そやねん  at 20:14Comments(0)まちづくり

    2011年09月10日

    新幹線の窓から

    昨日所用があって京都まで行きました。この25年ほど月1回は東海道新幹線に乗っています。月1回といってもあわせて300回、車窓から沿線の栄枯盛衰がよくうかがえます。いわば定点観測ですね。新横浜の駅前などもジリジリとビルが増えていくのが印象的でした。

    ひかりに乗ると一番乗降客が多いのが浜松です。のぞみが止まらずひかりが止まる駅では一番人口が多い(80万人)のでそれも当然でしょうが、浜松の人口を調べて驚いたのは、2年ほど前から人口の社会減が生じていることです。浜松といえば、ヤマハ、ホンダ、スズキをはじめ多数の工場が林立する工業都市のはずですが、製造業の国内空洞化のせいでしょうか。

    東京、名古屋、京都(それに新幹線ではありませんが、大阪も)と主要駅の駅ビルと駅周辺はずいぶん整備されました。クルマ社会に対する鉄道の反撃でしょうか。クルマ社会と云えば、高速道路の無料化というのはオカシナ政策ですね。むしろ鉄道などの公共交通機関(バスやフェリーを含めてよい。)を優遇して利用を促すのがエコ(環境)の面でも省エネの面でもよいはずなのに、逆に高速道路だけを無料化するというのはどういう神経なのでしょう。「誰がそんなこと言い出したんや、云うてみぃ!まさか車メーカーが黒幕やないやろな!」

    さらに、そのあおりで、鉄道、フェリー、空路まで経営が悪化しているといいます。どうせのことなら、鉄道の特急・急行料金をタダにしたほうがマシでしょう。もっともどれをタダにしてもその財源として増税が必要です。いずれにせよ、高速無料化と税の一体化はご免です。

      


  • Posted by そやねん  at 11:00Comments(0)まちづくり

    2011年09月08日

    住環境を守るには・続々

    前2回で低層住居専用地域以外では、いつ巨大マンションが出現しても不思議はないということを申し上げましたが、では低層住専地域なら安心して住んでいて大丈夫かというと決してそうではありません。これを違法建築と合法建築の両方から見てみましょう。

    巨大マンションなどの場合は、住民の目で根こそぎ監視されているし、行政の竣工後の検査もあるしということで、違法建築は比較的少ない、少なくとも表面に出てこないようです。これに対して、低層住専地域の小住宅の場合は、行政の目も行きとどかないので事業者がそれをかいくぐるとか、増築改築という形で所有者が容積率等を逸脱するとか、違法建築が相当多いようです。

    次に、合法建築である戸建て住宅なら問題がないかというと、これまたそうではないのです。低層住専地域の住宅には、建蔽率、容積率、高さ制限くらいしか規制がありません。そこで50平米、70平米と云った極めて狭小な敷地の住宅、敷地をすべてコンクリートで固めて一木一草もない住宅、おもちゃ箱をひっくり返したように、異様な形や色をした住宅などが無秩序に建てられているのが実情です。

    これらを防ぐには、前回述べた「地区計画」を定めて、最低敷地面積、住宅の形や色の制限、庭の植栽の義務等を定めればよいのですが、土地所有者のほぼ全員が賛成しなければ作れないこともあって、既成住宅地ではほとんど絶望的です。

    こういう状況を繰り返していると、太陽や風通しに恵まれ、緑の多い静かな住宅都市を目指したはずが、いつの間にか古びた不良・狭隘な住宅のごった煮のような町にならないとはいえませんね。  


  • Posted by そやねん  at 17:04Comments(0)まちづくり

    2011年09月07日

    住環境を守るには・続

    前回、のどかなまちにアッという間に巨大マンションが建ち、住環境が激変する可能性は至る所に潜んでいると申し上げました。では、どうすればこのような激変、悪化を防げるでしょうか。

    まず考えられるのは、都市計画法による地区計画を設けることです。これは対象としたい地域の土地所有者の原則として全員の賛成で地域の利用計画を定めるものです。地区計画では、どの程度の規模の建物なら建てられるか(例えば中高層住居専用地域であっても2階建てまでとすることもできる。)ということのほか、敷地の細分化はいけないとか、ブロック塀はだめで生垣にしようとか、壁の色調は白か茶の落ち着いたものにするといったことまで決められます。そしてこの地区計画に反する建物には建築確認が出ません。つまり法的強制力があるわけです。

    ところが残念ながら、地区計画は地主さんが一人でも強硬に反対するとまず認められません。となると現実問題としてなかなか作れないのです。そこで最近、各市町村で試みられているのが、条例で地区まちづくり計画あるいはまちづくりルールと称するものを作れるようにすることです。多くの場合、土地所有者の3分の2以上程度が賛成すれば、ルールを作ることができ、そのルールを守るよう行政が極力行政指導するというものです。つまり法的強制力はありませんが、住民の総意であるとして、行政が建築主に強力に指導するわけです。

    どのような手段をとるかはその地域の状況によると思いますが、一番強調したいことは、高さ10メートル程度までの住宅または兼用住宅しか建てられない低層住居専用地域は別として、その他の地域では、現在どのように農地が広がっている田園的な地域であろうと巨大マンションなどが合法的に建てられるのだということを住民が早くから意識して、この静かでのどやかな雰囲気を守ろうよと気持ちを合わせることだと思うのです。
      


  • Posted by そやねん  at 09:03Comments(0)まちづくり

    2011年09月05日

    住環境を守るには

    昨日ある会合で、今は良い環境に住んでいたとしても、いつ悪くなるかわからないから気をつけようという話をしました。

    東京多摩地域での過去の建築紛争の実態をみると、お隣同士の増改築をめぐるトラブルなどは別として、大規模なものは住民の安心し過ぎから生じる場合が多いように思います。例えば、あるところで、青々と野菜の植わった畑が広がり、2階建ての民家と小さい町工場が点在する地域がありました。住民はその明るいのどかな田園風景を楽しんで住んでいましたが、ある日突然巨大なマンションの建築計画が公表されました。

    住民は驚いて、日照が悪くなる、風通しが悪くなる、のどかな環境が悪くなる等として反対運動を起こしましたが、巨大マンションの建築を阻止することはできませんでした。

    なぜでしょうか、実はその地域は都市計画上「準工業地域」だったのです。準工業地域では、巨大マンションだけでなく、キャバレー、パチンコ屋、大工場も立てることが認められています。

    また、一面に広がる畑は生産緑地指定がされたものでした。生産緑地は優良な農地を長期に保全するために指定されるものですが、所有者が亡くなったり病気などで農業ができなくなると指定を解除して宅地として売ることができます。

    つまり、のどかに広がる土地にアッという間に巨大マンションが建つことになったのは違法ではなく、まったく適法なことだったのです。このような可能性のある地域は市内の至る所にあります。住民は、違法建築に目を光らせるだけでなく、適法な再開発で住環境がガラッと変わることがありうるということも普段から念頭に置く必要があるといえましょう。
      


  • Posted by そやねん  at 10:45Comments(0)まちづくり

    2011年09月01日

    軽井沢の思い出・続

    軽井沢の思い出の続きです。一時期ちょっと林道ドライブに凝ったことがあります。もとより、たいしたものではありません、テニス旅行の帰りに二駆のセダンで走ることが多かったのですから・・。

    例えば、南軽井沢から妙義荒船林道に入り、神津牧場に立ち寄って下仁田に抜けました。石ころゴロゴロの道で、対向車にもまったく会いませんでした。高峰林道や山梨の林道群も走りました。残念だったのは、軽井沢の帰り、佐久望月から鹿曲川(かくまがわ)林道を登り、蓼科山中腹の大河原峠を経て白樺湖に行こうと思ったのですが、道に迷い果たせなかったことです。当時この林道は、山岳林道として知られていました。

    それらの林道も、それからまもなくドライブに人気のあるところは完全舗装となり、そうでないところは一般車通行禁止となりました。石ころだらけのダートの道を走れる林道は残っているのでしょうか。

    というようなことで、私の軽井沢の思い出は、テニスとドライブばかり、おしゃれなホテルやレストランに行ったことがないのです。お土産も横川の峠の釜めしとか長野小布施の栗ようかん・栗ジャムなど軽井沢で買っても軽井沢の産でないものばかりというのがオチでして・・。  


  • Posted by そやねん  at 21:26Comments(4)遊ぶ

    2011年08月31日

    軽井沢の思い出

    小平ブログ塾で同級生だったエルダベリィさんが、軽井沢へ旅行した様子をブログに書いておられます。タイトルが「軽井沢観食録」すごい名前ですね、観たよ!食べたよ!というところでしょうか。楽しかった御様子が目に浮かびます。

    私も2,3年前まで、30年間毎年9月に友人たちとテニスに軽井沢へ行っていました。最初の頃は、現天皇、皇后のお二人が若き日に一緒にテニスをなさった、軽井沢会のコートでやっていたのですが、そのうちにビジターは使用できなくなり、ほかのコートに移りました。

    それにしても、同じ時期に30年続けて行っていると、軽井沢の変化がよくわかりますね。それと私はエルダベリィさんと違い、おいしい食べものやさんを探すのが下手で、残念でした。

    そのほか、私は、車で草津白根山に登り、渋峠から万座ハイウェイ、鬼押しハイウェイ、白糸ハイランドウェイと云わばダウンヒルを走って、旧軽井沢に入るコースが好きでした。初夏や初秋の平日に走ると、空いている、空気は涼やか、とにかく明るくて爽やかなんです。何度も行ったものです。また行きたいナ。

    (写真:工事中、当時軽井沢で写した写真を探しています。)

      


  • Posted by そやねん  at 10:30Comments(1)遊ぶ

    2011年08月28日

    夏のウオーキング

    今日は2日続きの雨上りで涼しく、朝5時に起きて、多摩湖自転車道で1時間ほどウオーキングをしました。なぜか、今日はウオーキング、ジョギング、サイクリングをする人々が少なく、ひっそりしていました。

    秋から春までは、ほぼ毎日ウオーキングをするのですが、最近は夏に極端に弱く、毎日大げさにいえば息絶え絶えです。同じく秋から春まで月2回くらい行っている高尾山や奥多摩にも、夏は完全ご無沙汰です。これでもひざを痛めるまでは、毎週末炎天下でテニスをしていたのですが・・。

     (写真左:今朝はひっそり 右:まだ眠くてアクビ)




               とにかく歩くことはよいことです。最近、山ガールが流行っていますが(ちなみに山ボーイはいないのでしょうか)、老若男女すべてドンドン歩きましょう。岩や雪は無理でも、南北アルプス、奥多摩、奥秩父、それから東海自然歩道、平地の緑道を!。

    ところで、山ガールの目標は富士山だそうです。なぜ、槍穂高でなくて富士山なのでしょうか、富士は「登る山」ではなくて、「遠くから眺める山」のようにも思いますが。

      


  • Posted by そやねん  at 08:43Comments(2)暮らし

    2011年08月23日

    パソコンは囲碁3段

    昨晩は囲碁のサークルで囲碁を3局打ち、1勝2敗でした。

    囲碁は一応初段で、月に3晩くらい打っていますが、定跡等の勉強をしないのでどうもうまくなりません。

    それにしても、パソコンの囲碁ソフトは強くなりましたね。3、4年前に買った囲碁ソフトは、あまり強くなく、私は3子置かせていましたが、最新のソフトでは、私が2子置かせてもらっています。3段以上の実力という話です(その代り、1万円近くします。)。

    将棋のソフトは、囲碁に先行していて、先日も女流名人に勝ちました。そのうちプロ名人にも勝ち人間を凌駕するでしょう。囲碁も数年後にはそうなるかも・・。

    囲碁ソフトについてひとつふたつ。パソコンが勝つと誇らしげに「勝ちました」と云うのです。友人はあれが癪に障ると言っています。ですから、私は音を消して対戦しています。それから、パソコンは少し形勢が悪くなるとすぐ投了するのです。こちらは大勝して「どんなもんや!」と言ってやりたいのに、ずるいですよね。

    (写真:白先でどうなりますか。ちなみに、詰碁や棋譜も著作権の対象だそうで、これは古代中国のものです。作者の死後50年経ってますからね。なお、詰碁という言い方も間違いで、将棋と違って詰めるという用語はないからですが、死活問題と云うのが正しいようです。)

      


  • Posted by そやねん  at 12:03Comments(4)遊ぶ

    2011年08月19日

    桑田圭祐船乗込み

     NHKテレビの歌番組で、桑田圭祐(歴史上の人物と著名人には敬称なし)が、歌舞伎の船乗り込み風に大阪道頓堀川に船で乗り込み、歌うのをみました。癌の手術をしたというのに堂々と歌っていました。

     桑田圭祐は湘南がホームだといっても、加山雄三や石原裕次郎と違って、歌に猥雑さがあるのですね。それが大阪ミナミの雰囲気にピッタリです。歌うほうも見るほうも一緒になって猥雑さを楽しんでるようでした。

     と云って、大阪人が猥雑さだけを愛しているわけではありません。私の父方は、明治維新に富山から大阪に出てきて商人になったのですが、商人として一本立ちした後、私の叔父叔母の代では、西宮、芦屋、神戸などに居を構えました。東京でいえば、田園調布など東横沿線ですね。わが国トップクラスの上品な住環境です。

     猥雑さと上品さと、両方とも好きなのです。ひとは誰でも両面性を持っていると思いますが、大阪人は偽悪趣味が過ぎるのです。すぐ「ワイはアホや」とか「わいはワルやでー」とか言いたがります。

     (写真:桑田圭祐船乗り込みの写真を入れたかったのですが、NHKの著作権侵害となりますので、残念ながら割愛です。)  


  • Posted by そやねん  at 09:12Comments(0)文化

    2011年08月15日

    星が灯る夜

     星が灯る夜」と題して、小平ブログ塾・動画塾の同級生エルダベリィさんが小平市の灯り(あかり)まつりの情景を動画に納めて掲載しました。

     詩情溢れる素晴らしい作品で、私がまだ動画をブログに載せられず、ブログを書き続けるのが精一杯なのに、彼女はたいしたものです。リンクを張りましたので是非見てください。

     小平市の灯りまつりには、私は去年まで毎年行きました。なかなかの人出で盛況なのですが、灯籠に書かれている文章が、市の主催だからというせいじゃないでしょうが、交通安全とか、学業成就とかが多く、とてもエルダベリィさんのような詩情がないのです。

     ところで、灯りのおまつりの代表的なものに、京都五山の送り火がありますが、今年の騒動はみっともなかったですね。送り火に使う松は地元と決まっているのですが、大分の誰かさんに勧められて被災地の松を使うことに変更、その後京都市民と被災地市民との両方からあれこれ言われ、二転三転四転です。

     伝統通り地元の松を使うというならそれでよし、今年は特別に被災地の松を使うというなら断乎それを使うということがなぜできないのでしょう。すこしぐらいの松を燃やしたからと云って、放射能で京都市民が病気になるわけがないでしょう。京都で育った者として、情けない限りです。

     「わいがいた時分の京都人はもっと毅然としてたでぇ。情けないこっちゃなぁ。」(となぜかここでも大阪弁)

     (写真:京都五山の送り火のうち、大文字)

     
      


  • Posted by そやねん  at 15:56Comments(1)文化

    2011年08月13日

    方言と笑いと・続

     おとといの「方言と笑いと」を見た九州出身の女性の方から、次のようなメールをいただきました。

     「「方言で美しくしゃべる」素敵です!東北弁は濁音が多いようなので「美しくない」と感じる向きもあるかもしれませんが、九州出身のわたしには「誠実・純朴・篤実」で美しい感じがします。ざっくり言ってしまえば、言葉が美しいかどうかは発話者のお人柄によることも大きいかと。「良かこつば言ったごたーね」(訳:良いこと言ったみたいじゃん)」とのことです。

     ウーン、美しく聞こえる方言とそうでない方言とがあるのかなと思っていましたが、やはり、喋るひとの人柄と喋り方次第なんですね。日本各地の人たちが一堂に会し、それぞれの方言で美しくよもやま話を語るのを聞いてみたい気がします。

     それから、前に書いた笑いとアホのことについて、少し付け加えてみます。

     大阪で「あの人はアホになれる人や」というのは、すごい褒め言葉なのです(アホな人やではないので念のため)。そして、「あの人はアホになれん人や」というのは、高慢な人だなという軽蔑の批評なのです。  


  • Posted by そやねん  at 14:20Comments(0)文化

    2011年08月11日

    方言と笑いと

     きのうアップした「また方言のこと」について、ある女性からコメントをいただきました。「自分は東北弁だが、そう美しいとも思えないので、それを逆手にとって、笑いを取るよう心がけている。俳優のあき竹城さんなどもそのようだと思う。」とのお言葉です。

     だけど、私の知っている東北出身の人で、すごくソフトなマイルドな東北弁でしゃべる人がいます。NHKのアナウンサーのような共通語を話す人は別として(これはこれで、意味の取り違えがない、そのまま書き言葉になるなど長所があるのですが、)、日本全国全部方言なのです。お互い方言で美しくしゃべるよう努力してみませんか。

     それから笑いですが、高校のときの副読本でしたか、他人を笑う人は、相手の失敗や欠点を軽蔑して笑うことで自分の優越性を確認しているのだと書かれていました。一方、意識して笑われるようにしている人は、それによって親近感や謙虚さを示そうとしているように思います。大阪弁では、これを「アホになれる。}と言いますが、大阪人はアホになれる人が圧倒的に多い珍しい種族なのです。もっとも日本中いや世界中どこへ行っても大阪弁でしゃべる、いつも「わいはアホやでー」と騒いでいるのも少し行きすぎかと思いますが。

     昔から「人に笑われるような人間になるな。」と言われますが、人を笑う人は立派でなく、人に笑われる人が立派なのです。アーややこし!

     東北弁で笑いを取ろうとおっしゃるのは見上げたもの、おおいにアホになってください(失礼)。  


  • Posted by そやねん  at 05:53Comments(4)文化

    2011年08月10日

    また方言のこと

     ネットニュースを見ていたら、AKB48の板野友美さんが某企業の関西弁でしゃべるCMに出ることになり、関西出身のスタッフのコーチで短時間で完璧に喋れるようになったと出ていました。
     
     タレント(才能)のあるタレントさんですし、短いセリフですからできたのだと思いますが、とここまで書いてネットで検索すると、大阪吹田生まれで横浜育ちと出ました。いくつまで大阪にいたのか知りませんが、バイリンガルなのかな?

     前にも書いたように、方言の語句(ことば)は変えられても、アクセントやイントネーションを変えるのは非常に困難です。だから、みんな生まれた土地の方言を生かして喋ればよいと思います。

     ただ、率直に云えば、美しく聞こえる方言とあまり美しく聞こえない方言があるように思いますね。また、人それぞれによって、同じ方言でも、美しく聞こえる人とあまり美しく聞こえない人があるようです。大都市では、全国各地の出身者が入り混じっているのですから、美しく聞こえる方言で交流したいものです、なお、東京弁も関東方言の一種だそうです。(板野さんのCMは秋冬もののCMだそうで、今日から聞けるとか、楽しみです。)  


  • Posted by そやねん  at 07:28Comments(2)文化

    2011年08月09日

    ツイッターも始める

     ツイッターも始めることにしました。このひと月ほどでブログ、動画、フェイスブック、ツイッターと矢継ぎ早に始めたので、頭がいっぱい、ドンドン詰め込む、ドンドンこぼれるという状態です。

     それにしても、ツイッターを「つぶやく」と訳した人はなかなかの知恵者ですね。英和辞典を見ても、ツイッターにはつぶやくという訳は出ていません。鳥がピーチクパーチクさえずるなどとあります。「みんなでさえずってみよう」などと云ったのでは、誰もついて来なかったかも・・
     
     農協売店で買ったナスとオクラ:新鮮な野菜が手に入るのでよく行きます。  


  • Posted by そやねん  at 10:52Comments(2)一般