桜の下に死体

そやねん

2012年04月14日 08:29

所属しているサークルで、例会の後お花見に行こうということになり、行き先を募ったところ、小平霊園との声が出、みんな異議なく賛成したのにはビックリ、いわば墓場でお花見だということですからねえ。そう言ったら、「桜の樹の下には死体が埋まっていると梶井基次郎も小説に書いている、桜と墓場は合うのよ。」と言われ、二度ビックリ。
たしかに良いお花見でした。静かでのどかで、咲き誇る満開の桜の下をのんびりと著名人のお墓を探したりして散策しました。もちろん、ブルーシートで酒盛りをしている人や演歌をがなっている人はいません。お勧めですね。

余計なことですが、この霊園は駅に近いので人気があり、競争率30倍です。また、ここはこのあたりの住民の広域避難場所に指定されています。桜をめで、著名人のお墓をめぐり、いつまでたっても親父を墓に入れられないなと嘆き、いざというときは避難してきてどこにテントを張ろうかとロケハンするなど、霊園は市民にとって大変複合的な存在です。

帰りにはやはり駅前でみんなで一杯やりました。(写真 上:霊園の桜満開 下:詩人野口雨情のお墓、ご夫婦で眠っている。)

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