たまりば

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2011年09月25日

小京都とは

NHKラヂオの歌の旅人という番組で、岩手の小京都といわれる盛岡を取り上げていたのですが、その際、語り手の五木寛之が、よく「小京都」という言葉が使われるが、それぞれのまちにはそれぞれの良さがあるのだから、小京都という言葉を使うのは良くないと言っていました。

調べてみますと、小京都と呼ばれるまちは、北は弘前から始まって、盛岡、遠野、角館、湯沢、山形、足利、佐野、古賀、飯田、犬山と延々と続き、日田、人吉に至るまで全国で50余もあるようです。

私も、五木氏の言うように、小京都という言葉は好きではありません。更に言うなら、京都の大きな特色は、公家文化であること(そのほか、寺社文化、町人文化もあるが、武家文化は極めて少ない。)、平安の昔から明治維新まで1100年間首都または準首都であり、従ってなまぐさい政争の巷であったことなどにあります。しかし、小京都と呼ばれるまちは、ほとんどが城下町であり、もちろん首都であったことはありません。

小京都の始まりは、どうやら室町時代以降、各地の大名がさかんに京都を真似たまちづくりをおこなったことに起源があるようです。現代は、それぞれのまちがそれぞれの特色を生かしてまちを発展させていく時代なのですから、小京都という呼び名は感心しません。マスメディアにもやめてもらいたいものです。

なお、全国の小京都と呼ばれるまちが加盟した「全国京都会議」というものがあるそうですが、京都市がその事務局を受け持っているとのこと、これは笑ってよいのかどうか・・?



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    Posted by そやねん  at 18:28 │Comments(0)遊ぶ

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